こんにちは!
『FTMつよしくんの気になる言葉を考えるよ』ブログにお越しくださいましてありがとうございます!
さぁ、ここまで長くなるとは思っていなかった男性ホルモンシリーズ!
まだまだ続きますが誰かの役に立っていれば幸いです。
それでは、本日のラインナップです!
- 著明な体重増加(血清コレステロールの増加)
- 色素沈着、皮膚の乾燥
- まとめ
男性ホルモン注射の効果、副作用の全体の項目についてはこちらに書いてあります!!
では行ってみましょう!
著明な体重増加(血清コレステロールの増加)
前回の記事でもコレステロールの増加についてと、それによって考えられるリスクについてはお話いたしました(まだ読んでいない方はリンクで飛べるのでクリックしてみてください!)
なので、今回の記事では主に体重増加という視点で体験談をお話しようと思います。
この体重増加という項目はかなり最初の方に出てくる効果、副作用のひとつなんじゃないかと思います。
ではぼくのブログでこんな後に出てきたのは何故かというと
体重増加なんて本当にあるんか?という気持ちが強かったからですww
結論から申し上げますと、ぼくの場合は様々な要因が重なってホルモン治療を始めてから8キロ近くは太りました。
太った要因
ぼくは2009年9月からホルモン治療を始めました。
そして、2010年3月に胸を取る手術をしました。
その後、ぼくが自分自身で太ったな、やばいなと思った時は2011年4月ごろです。
なので、約一年間をかけて太ったように思います。
ただ、ぼくが思うに、ホルモン治療が太った主な原因というよりは、胸オペも原因なんじゃないかと思っています。
胸オペでは胸腺を切除するのと、腋のところにある大きなリンパ腺の近くを傷つけるということもあってめちゃくちゃ浮腫みました。
恐らくこれも個人差はあると思いますので他の方はわかりませんが、ぼくはかなり浮腫んでました。
当時の写真を見ると、とにかく顔がパンパンでしたw
タイミング的にはホルモン治療も始めたばかりでしたので、きっといろんな要因が重なったのだと思います。
2011年の4月に、これはやばいのでは…?女の子にモテない…(そんなんばっかりw)
と気が付き、ダイエットをするのですが、身体がホルモン剤に慣れてきたのと術後1年ほど経っていたのとでちょっと生活習慣を見直すだけでわりと苦労せずに体重が戻ったように思います。
むしろ、色々とやりすぎてしまうタイプなので痩せすぎました(笑)
その時は、
- 毎日最寄り駅の2駅前で降りて歩く
- 晩御飯は外で食べない限りはサラダと豆腐のみ
- 朝と昼は好きなだけ食べる
というような簡単なダイエットをしていました。
酒も飲むし、友達と遊ぶのにダイエットとは言いたくなかったので普段一人で過ごしているときだけ実施して、できないときは諦めて普通に過ごして…といった具合にのんびり1年ほど続けました。
現在はやっていませんが、恐らく自分に合ったちょうどいい食生活をしているようで太ったり痩せすぎたりすることはありません。
そんなわけで、個人的にはホルモン療法を行ったからと言って体重が増えたとはあまり感じていません。
もちろん筋肉量などの体組成が男性ホルモンを投与することで変わるため、その分体重は上がります。
脂肪よりも筋肉の方が重たいので。
でも、それ以上の体重増加については胸オペなど身体への侵襲(負担)か、不摂生や食べすぎなんじゃないかと思います。
ぼくは、女性らしい丸みのある身体になるのが本当に嫌だったので大きくなることよりも、女の人のように見えない身体でいることを良しとしていました。FTMの方で、ホルモン注射しなくても身体が大きくて男に見えるというような方も実際会ったことがありますが、ぼくとしてはぽっちゃりしたボーイッシュな女の子という風にしか見えなくて、うぅーん…という感じでしたね…
そんななので、ぼくはホルモン注射する前までは200%女の子としてしか見られなかったです(笑)なんせ、身長152㎝、体重40㎏という感じでしたから(笑)
今は、45㎏くらいはあります。それでも大きくなりましたwww
胃腸も弱く、食べすぎたりするとすぐにお腹を下してしまうので(笑)そういった意味でいろいろと気を付けています。
小さくて細くても男には見えるので、あまり無理して『男はでかくなきゃ!』とか思う必要はないかなと思います(笑)
それより、せっかく女から男になるわけですから、女の子の世界で培った美意識をふんだんに使って綺麗でいる方が良いんじゃないかなと思ってます、ぼくは。
ただ、ぼくとしてはかなりの美男子になる予定だったんですが、人生そう上手くはいかないもので、もともとが普通だと男になっても普通です(笑)
それだけは言っておきたい。美男子になれるのは美少女だけです(笑)
色素沈着、皮膚の乾燥
こちらはどういうことかと言うと
- 日焼けしやすくなる
- 皮膚が黒ずみやすくなる
- とにかく肌ががっさがさ!
というような感じです。全然いいことないやないか(笑)
日焼けについては個人の肌質とかもあるだろうからわからないけれど
皮膚の黒ずみは確かに!と思います。
一番嫌だと思うところでは、ひざの乾燥と黒ずみ。お前は象かよ!?と思うほどがさがさで黒くなる。もちろん保湿クリームなどを塗れば改善はされますよ?
だからちゃんとケアしろよってことですよね(笑)
あとは、くるぶしとかもそうですね。陰毛が生えているところも色素沈着があるかな。若干黒ずんでる気がします。前はこんなんじゃなかったよなと思うので。
以前との違いという感じなので、目も当てられないほど汚くなるわけではないですけどね?でも皮膚というか、肌のケアはかなり大事なのかなと思います。
あとは、髭も生えるので髭剃りが必要になります。なので髭剃り後の肌の乾燥もかなり問題ですね。肌が乾燥して堅くなっているととにかく髭剃りが痛い。そして綺麗に剃れない。綺麗にしたくて無理やり剃る。もっと痛い。肌が傷つく。ニキビになる。次の日また剃る。ニキビつぶれる。痛い…(エンドレスリピート)
という地獄の朝を過ごすことになりますので、スキンケアは本当に大事です!!
何となく、男として生活するようになって、実は女の人より気を遣わなければいけないことがあるんじゃないか…?と思うようになりました(笑)
もちろん女の人は女の人で大変なことがたくさんありますが、男の人にも気を遣わねばならないことはあるんですね。しかし、男はそんな気を遣う必要はない!という人が一定数いるから汚い、と言われてしまうのでしょうね。
ぼくは美男子にはなれなかったので、せめて清潔感だけは死守しようという思いでボディケアを行っている次第です(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
男性ホルモンを打ちたいと思っている方も、どうなんだろうと思っている方も、ただ単に興味があって調べている方も様々だと思いますが
今回の項目はかなり地味な変化ですよね(笑)
地味だけど意外とちゃんとケアしなきゃいけない部分です。
それでも、ホルモン治療をしたいと思っている方にとってはそんなんどーでもいいわ!!って思うことかもしれないですよね。
でも、いざホルモン治療を始めて、それが日常になってきて身体の変化に慣れてきたときに、あれ?そういえば前からこんなんだっけ??と思うことってこうやって諸々あるんですね。
そして、そういうのって知ってて早めにケアしてあげれば痛い思いをせずに済んだりもするようなことなんじゃないかと思うんです。
情報としては声変りなどの派手な変化が大きく取り上げられて、こういう地味なお肌の変化って出ていなかったりします。
確かに派手な変化が欲しくてホルモン治療するわけですからいいんですけど。ぼくもお肌のこういう変化があるとは全然知らずに始めたわけですし。
そして、だからと言って後悔なんて1ミリもしてないしね(笑)
こんな地味なリスクを述べられてホルモン治療するのやっぱりやめようかななんて思う人がいるとも思えません。ケアすりゃいいだけだからね(笑)
ただ、知っとけばびっくりしないよってことですよね。
あぁ、そうか男性ホルモン打ってるからだ、病気なわけじゃない。じゃあ、どうやってケアしようか。って自分の体調や身体をきちんと観察してあげることが大切だと思います。
ホルモン治療をしている方のご家族やパートナーの方、お友達も、変にナーバスにはならずに、リスクばかり見ずに、本人が困っていたら助けてあげるくらいの気持ちで見守ってあげてほしいです。
ホルモン治療は身体に悪いからと言ったところで、本気で生きたいと思っているFTMには何の効果もないです。むしろ、ぼくは笑顔で生きることの方が重要だろうがと思っていました。
こっちはこっちで必死なんです(笑)
思い付きでホルモン治療したいと言ってるわけじゃないのでね。覚悟を決めて言っているということをわかってくれると嬉しいです。