こんにちは!
『FTMつよしくんの気になる言葉を考えるよ』ブログにお越しくださいましてありがとうございます!
さて、今日はホルモン治療について書こうかなと思います。
自分の治療記録として残しておけたらというのと、これから治療したいと思っている方の参考になれば嬉しいなと思ったので書きます。
ただ、本当に個人差のある内容なのでそれだけは忘れないようにしていただけると幸いです。
ここに書いてあることは、あくまでもぼく個人の感想や体験談です。
では行ってみよう!
男性ホルモンの効果、副作用
まずはぼくが実際にホルモン治療を始める前に主治医の先生から言われた事ついて話していこうかと思います。
ホルモン治療をやりたいと思っている方の大半は、男性ホルモン注射を打った時の効果について知りたいと思っていると思います。ぼくもそうでした。だからめっちゃ調べたww
でも、ぼくたちが利用するのは、効果ではなく『副作用』です。
ぼく達FTMにとっては最高の薬だ!と思うと思うんですが、あくまでも健康な女性の身体に人体としては不必要な薬を無理やり入れていくんだ、ということです。
そのことは、忘れないでね。と先生に言われた記憶があります。
すごく印象的な言葉だったし、本当にそうだよなと思っているので、お伝えさせていただきました。
で、その『副作用』ですが…
- 月経が止まる
- 声が変わる(低くなる)
- 体毛が増える、髭が生える
- 体毛が太く、濃くなる
- なのに毛髪は減少する場合がある
- 筋肉質になる(男性型体型)
- 若干男臭い体臭になる気がする(めっちゃ個人的)
- 陰核が肥大する
- 性欲が高まる
- 性格が荒っぽくなる(らしい)
- 肝機能障害
- 心筋梗塞や脳梗塞のような血管障害
- 著明な体重増加(血清コレステロールの増加)
- 色素沈着、皮膚の乾燥
- 毛嚢炎、汗腺症
- 生殖機能の喪失
といったところでしょうか。
この中にはぼく自身が個人的にめちゃくちゃ実感したものもあれば、一般的にはそう言われているけどぼくは感じてないものなど混在してはいますが
ネットなどで調べるとこういったことが書いてあると思います。
挙げたら意外といっぱいありますねぇ(;^ω^)
文字で書かれただけじゃよくわかんない項目もあるかとは思いますので、できる限りぼくの経験なども入れながらわかりやすく説明していこうと思います。
ちょっと、多そうだからこの記事何回かに分けようかな。(笑)
1.月経が止まる
ぃやっほーーーーい!という感じの項目ですね(笑)
ぼくは母にカミングアウトした時、まず一番最初に絶対やりたいのはホルモン注射です!と言い切っていたのですが、絶対にやりたいと思った最大の理由がこの『月経来ると死にたくなる問題』ですね(笑)
今はもう月経時の辛かったことなども女友達と笑いながら話せるようになったんですが、当時のぼくにとっては死活問題でありました。
そして、それは恐らくぼくだけではなく、大半のホルモン療法を望むFTMの気持ちだと思います。
月経って辛いよねぇ…女の子でさえ嫌だって言うのにさ(笑)
始まった当初はホルモン分泌も不安定で生理不順になるなんて聞いていたはずなのに、ぼくはと言えば、男性ホルモンを注射し始めて月経が止まるまで不順になったことなどただの一度もありませんでしたねっ!!くそが!!!!(笑)
なんでやねん!!という感じですよねww
生理痛もまあだるくて痛みもあったけど、2,3日目を過ぎて4日目には何の痛みもだるさもなかったし。ただ、とにかく眠くて仕方なかったです。
あとマジですごい下痢。(下品でごめんなさいww)
本当に健康で丈夫な女の子だったんだと思います。
安産だったんだろうな…こういうのを宝の持ち腐れって言うんでしょうね(笑)
出先のトイレでナプキン交換しなきゃいけないのが嫌でたまらなくて、今考えたら最高に気持ち悪いけど、普段から多い日の夜用ナプキンつけてできるだけ交換しなくて良いようにしてました。汚いけど許してほしい…(笑)
ちなみに、生理用のナプキンはカミングアウト後から母や妹が買ってきてくれるようになりましたが、無駄にいろんなことにこだわりを持っている性格が災いして、結局自分で選んだものを買ってもらってましたwww
すんげー真剣に夜用のどでかいナプキンを吟味してるときに友達に会ったりとかするのが一番気まずくて死にたくなりましたね…(笑)
恥ずかしかったなー
月経が止まったと気付いた時には嬉しくてたまらなかったです。
浮かれて、当時片思いしていた女の子に持っていたナプキン全部プレゼントしました(笑)
めっちゃ喜んでくれたwwwww
こういう斬新なプレゼントもたまにはいいのではないでしょうか?(笑)
その恋が上手くいくかはわかんないですがw
2.声が変わる(低くなる)
これもFTMには嬉しい項目ですね!
初対面で人に会った時に男性だと思ってもらえる度合いのことを『パス度』という風に言ったりするのですが
この『パス度』ってのがFTMにとってはかなり大きいんですよね。
というのも、FTMやMTFは自分の身体が持つ性がどっちなのかきちんと理解しています。
そして、人にもよりますが長年その身体の性で扱われてきた為、カミングアウトした後でも自分に自信が持てないことが多いように思います。
ぼくはそうでした。
結局自分が男だと思ってても、思っているだけでみんな女扱いするじゃんか。と。
自分で、本当は男だから男として扱ってください!ってお願いしなきゃやってもらえないことなのかよ!!?って。
そういう意味では、当時は『パス度』というワードは知りませんでしたが、ものすごく気にしていたと思います。
ホルモン注射を打つようになって、声変りが始まって、小学校6年生の男子のような状況になるんですよね。あれもやっぱり嬉しかったです。
声が変わることで自分が長年思い描いてきた自分に近づいていって自分に自信が持てるようになって、そしたらパス度も上がって、ますます自信がついて…ってぼくにとっては正の連鎖だったように思います(笑)
ただ、声はかなりわかりやすく変わっていくので、女の子として周りの環境に身を置いていると敏感な人はすぐに気づいたりするかもしれないですね。
ホルモン治療したいけど…という人が不安に思う理由でこれは一番多い問題なんでしょうかね。
ぼくも不安だったけど、もうそこはかなり勢いで乗り切った気がするwww
話せる人にはカミングアウトして、言いたくなければ無理やりでもいいからしらを切ればいいんです!!!!
だって、言ってしまえば他人には全く関係ないことですから。
自分の性と向き合って、そして覚悟を決めて生きるってことは、言い換えたら自分の責任で生きていくってことだから。
それってFTMやMTFだけじゃなくて、人間はみんなそうであるはずですよね。
でも、ぼくらのように自分の性に向き合って、言うたら自分自身という存在を全力で自ら否定して、そして再び許容するっていうアイデンティティの破壊と構築をやってこなかったマジョリティは、自分に責任を持って自分として生きていくということについて弱い人が多いように思います。
だから他人に干渉して自分の許容範囲を超えないように見張ってるんじゃないだろうかと思うことがあるんです。
いや、とても思慮深くて素敵な方もまた本当にたくさん知っていますけれども。マジョリティって母数が多いからね。
とにかく、ぼくはあまりにもとやかく言ってくる人にはそんな風に思って接するので、気にしないというよりも、眼中にない感じです(笑)
そんな人に時間を割くくらいなら、一人で好きなことするか可愛い女の子を口説く時間に使った方が100万倍くらい有意義ってもんです(笑)
本日はここまで。まとめ
ここまでいろいろ言ってきましたが、誤解しないでほしいことがあります!
それは…
ホルモン治療をするから偉いわけでもないし、しなければ男として生きていけないというわけではないです!!!
ということです。
それこそ個人差があるんです。
自分が自分らしく、納得して、そして幸せだなぁと感じながら生きていく為に必要な要素ってそれこそたくさんあるし、人それぞれですよね。
ただ、どれもこれも一つの要素に過ぎないんだよってことです。
結婚や出産も幸せの一要素ではあるけれど、絶対にそれしかない条件ではない。
それと同じです。
ホルモン療法は、FTMやMTFにとって一つの手段というだけです。
月経が嫌だとか、声がどうだとか、自分が何を求めていてどんな生き方がしたいのか。それを叶える為に必要な手段のひとつだっただけ。
だから、ホルモン療法をやることがゴールでは絶対にないし、そういう風に考えるのはぼくは違うと思います。
自分がちゃんとしてないと、いくら男性ホルモン打ったって、それは男性ホルモンを打っている女です。
そういう中途半端は意外とバレます(笑)
好きな女の子なんかには特にバレます!!カッコ悪いので気を付けたいところです。(笑)
自分自身と納得がいくまで対話して、どんなふうに生きていきたいのかゆっくり考えるという時間て、とてもいいものだとぼくは思います。
やっぱり長くなったし、適当に書きたくないので、何記事かに分けて書いていこうと思いますね!
読んでいただいてありがとうございます!!!
それでは!