こんにちは!
『FTMつよしくんの気になる言葉を考えるよ』ブログにお越しくださいましてありがとうございます!
今回は、戸籍の変更はまだだけどパス度は100%です!というぼくのようなFTMが地味に女だとバレてしまう項目について実体験をもとにいくつか挙げてみようと思います。
絶対にバレたくないFTMの方にとっては参考になるかもしれないですが、思ってもみなかったことでバレた笑い話として楽しんでいただけたら幸いです。
FTMって意外とのんびり生きているものなんですよね(笑)
それではいってみよーーーー!!
- 喉ぼとけ、ある!?
- あ、ぼく双子です。一卵性の。
- まとめ
1.喉ぼとけ、ある!?
突然ですが、FTMの皆さんに問いたい。
喉ぼとけって出てますか??
ぼくは男性ホルモン療法を始めてかれこれ10年ほど経ちますが、以前も書いたように男性ホルモンを打ち始めてすぐに月経は止まり声変りも始まりパス度は完全。今や、カミングアウトしたところで信じてもらえない事もあるくらいな為、全く気にもしていなかったことです。
自分についてカミングアウトしていない女性の友人と話していた時のことです。
ぼくはもともと首が長いようで、そのことを友人に指摘されたのです。首が長いことについてはぼくも自覚があったので、『いやぁ~そうなんだよねぇ』なんて言って上を向いて首を伸ばしヘラヘラしていたのですが
そんなぼくの首を観察していた友人が
『ってか喉ぼとけ、ある!?』
って言ってきたのです!
いや、喉ぼとけは男女問わずあるだろうが。と思ったんですが、よぉく考えると、ぼくそんなに出てない。むしろ全然出てない。近くにいた男性と比べても全く出てない。ぴょんってなってない。
気付かなかったーーー(;’∀’)
久しぶりに回答に困った僕は、
『いやでもほら、おれの喉ぼとけ縦にでかいから!!』
縦てwwwwwwww
確かにぼくの喉ぼとけは前方への突出は小さいけど、上下にすごく大きいねと耳鼻咽喉科の先生に言われたことがあったのでそれを思い出してとっさに返答したのですが
本当にハッとしましたねー
そうか男性はかなりしっかり喉ぼとけ出てるよなぁと。
それからしばらくは電車などで男性の首を観察したりもしましたが、これまたなんと意外とあまり突出が大きくない人も多くいるんですね!!
ぼくのように上下に大きい人もいるみたいです。あー良かった(笑)
今回の件で、ぼくがFTMだとバレたわけではないですが(いきなりテーマからずれとる)
でも改めて、こういうところでもこんなにドギマギしたりするんだなって思いました。大抵のことは何とかなる精神でやってきて焦ったりしないぼくでしたが、全く気にも留めてなかったことを指摘されると人ってものすごく焦るんですね。
その内容があまりにも地味だったからなんだかおかしくって(笑)
あー面白かった。
2.あ、ぼく双子です。一卵性の。
ぼく実は双子なんですよ。それも一卵性の。片割れとはとても仲が良く、自分で言うのもなんですが、最高の双子だと思っているしもう一度生まれ変わっても一緒に生まれてきたいです。
一卵性双生児は男女の双子ではありえないんですよね。
男女だと絶対に二卵性。
性同一性障害や同性愛者の場合、一卵性双生児であればどちらも同じようにそうなる場合がほとんどです。
おすぎさんとピーコさんのように。
だけど、ぼく達は違うんです。なぜかぼくだけFTMで片割れは(ぼくとそっくりの)なんともかわいらしい女の子です。
一度彼女に確認したことがあるのですが
『いやぁ~それが私は完全に女なんだよな~どう頑張っても男だと思えないしそもそも自分の性別に疑問持ったことないんだよね(笑)』
って素敵な笑顔で答えてくれたので本当に違うみたいです。
主治医の先生もびっくりしてました。
どちらかと言うと一卵性双生児だと二人ともそうなることが多いだけだから大丈夫だけど、珍しいね~とのことです(笑)
でも男女の一卵性双生児が存在することはないはずなので、ぼくが一卵性双生児であることと、仲良しの双子の片割れは女の子であることはすなわち、ぼくがFTMであることの何よりの証拠となるんですねー
当たり前ですが、一卵性双生児歴=年齢ですので、女の身体を持っている男ということがぼくにとって自然であるのと同じように一卵性双生児で片割れは女であるということがものすごく自然なことなんですよね。
だから、能天気かもしれませんが全然気にしてなかったんです。
ただ一度、一卵性双生児であることを話しただけでぼくをFTMだと見抜いた察しのいい友人がいたんですよね。
その友人には近々カミングアウトしようと思っていたし、バレても問題はなかったんですが、タイミングなども考えたらやっぱり少し不本意だったなぁと今でも思います。
そのことがあってから、妹の話はしても、その妹と僕が一卵性双生児であることはそっと隠すようになってしまってます。
もしくは二卵性だと嘘をつく。
でも、これってきっと妹の側も悩みどころなんじゃないかなって思います。
ぼくを姉だと言わなければいけないわけですから。戸籍上はぼくが長女なのに、一緒に写真を撮れば横にいるのはものすごくそっくりな男なんですよね(笑)
一卵性双生児の宿命ですが、必ず、片割れの写真見せてと言われます。ほぼ100%。彼氏や彼女の写真見せての頻度よりも絶対多いと思います。
ぼくも言われるんだから、妹も言われてるでしょう。その時彼女はどう考えてどうしているんだろうとふと心配になります。
ぼくの場合は、ぼくがカミングアウトをするかごまかせばいいけれど、妹はカミングアウトするのも不本意だろうし、だからと言って正義感の強い人なのでぼくの存在をごまかすことはしたくないと思ってくれているような気がする。悩ませて困らせてはいないか、それだけは心配です。妹の結婚式にはどの顔で参列すればいいんだろうとか。
だって、結婚式って新郎新婦の家族構成とか昔の写真使われるでしょ?ぼくも絶対写ってる。かと言ってぼくの部分を隠してほしくはない。でも妹にとってはそれは不利益にはならないかなと。
いや、ゆーて妹の結婚式なんて全く予定もないんですけどね!(笑)
3.まとめ
いかがでしたか?
あんまりあるあるでもなかったかもしれませんが、自分にとって自然なことが意外とそうじゃなかったっていう経験は誰にでもあると思います。
そういう時人はショックを受けたり焦ったりしてしまう。
ぼくらのように、できれば伏せておきたいことを抱えていればなおさら敏感になってしまいますよね。
でも、誤解のないように言っておきたいのですが、ぼくは自分がFTMであることに負い目を感じているわけではないし、バレるということに過剰に怯えて生きているわけでもありません。
全く恐くないと言ったら嘘になるけれど、FTMであることを知ってもらうことに不安や恐怖を感じないわけないよなってぼくは思うんです。
だって、誰だって愛する人に告白する瞬間でさえ不安を感じるんだから。
だから、怖いと思う自分もFTMである自分も、妹のことを少しだけ隠してしまう自分も、もしかしたら妹にも同じような不安を感じさせているかもしれないことも、ぼくは責めないと決めています。
じゃあ、こんな風に他人との違いを感じて驚いた時どうしたらいいのか。
ぼくが出した結論は、とりあえず面白がって笑う。笑ってみる。
その瞬間にはできなくても、後で一人になった時に笑えばいいんです。あの時の自分めっちゃ焦ってたなーwウケるwwwって
人の脳って意外と単純だから、そうやっていくと記憶の中に笑い話として上書き保存してくれるんですよ!便利!(笑)
ぼくはそれを知ってから務めて面白がるようにしています。
これって、いろんな本に書いてある『幸せに生きるためのコツであり、するべき努力』なんじゃないかなって個人的に思っています。
努力は我慢とは違いますから。自分を笑顔にする努力は案外と楽しいものですよ( ´艸`)
それでは今回はこの辺で!
読んでいただきありがとうございました!