どうもこんにちは!FTMつよしです。
皆様お元気でしょうか。
僕は元気です。ブログを書きたいと思いながらここまで来てしまいました。
さて今日は、男として生きると決めた瞬間にまず手を付けた事。
病院探し
の話をしようと思います。
当時は大学生でガラケーの時代。情報源はmixi(懐かしい)
- SNSコミュニティで友達作り
- 大学の授業を抜け出して病院へ鬼電
- 時間がないから入院しましょう
- 診断書持って次の病院へ
- 病院一覧
僕の経験談を交えながら2023年現在のGID外来を実施している医療機関をまとめてみます。
誰かの役に立てば幸いです。
1.SNSコミュニティで友達作り
今とそんなに変わらないけれど、今に比べるとLGBTってまだまだ隠れていたし、情報は少なかったかなぁと思います。
そんな中で当時はやっていたmixi内でFTMとカミングアウトしている方に片っ端からメッセージを送り、自分の疑問点やその方が何をどう思って生きているのかを徹底的に聞いていきました。
身体が女なのに男であると思っても頭はおかしくないのだろうか?と、そんな風に考えていたのでとにかく同じように思っている方に話を聞いて、おかしくないよ!と言われたかったんだろうなと思います。
本当に僕は男で良いのだろうか。と何度も母に確認していたことを覚えています(笑)
当時、話を聞いてくれていたFTMの方々は、それはもう信じられないほど病んでいる方が多く、正直ちょっと引いてました(笑)
情報だけありがたくいただき、あとはライトなやり取りをして終わりました。
僕はとにかくホルモン治療がしたかった為、病院は必須!
2か所しかない専門外来に行くための血のにじむような戦いの日々が始まります。
2.大学の授業を抜け出して病院へ鬼電
僕の故郷は北海道、札幌。
当時の札幌には札幌医科大学付属病院の精神科で週1のみGID専門外来が行われていました。
現在はもっと様々な病院やクリニックで診てくれるようです。いやぁ、素晴らしい時代だ!!!
そんなわけで、予約が全然取れない、と想像がつきますよね?
そうなんです。本当に。
無理すぎた。
当時は毎週水曜日の17時くらいから1時間だけ予約電話の受付をやっていて、人気アーティストのチケット競争かよってくらい繋がらなかった。
その上、僕は18時まで授業が入っていた為、途中抜け出すしかなかったんですね。
そっと抜け出しては30分だけ電話をかけて戻る、ということを3か月間毎週続けました。
やっと繋がった時には涙が出そうなほど嬉しかったのを覚えています。やっと進むんだ…と。
予約が取れたのは、繋がった日の3か月後でした。嬉し楽しのあっという間の3か月。
その間に僕は母に報告し、父にカミングアウトをする計画を立てて実行していく事になるわけです。
その話はまた今度するとして。
3.時間がないから入院しましょう
待ちに待った外来当日。
どんなことをするのか楽しみで仕方なかったけれど、実際は先生が本当にじっくり僕の話を聞いて
君はどうやって生きていきたい?君の理想の生き方を応援するのが私の仕事だよ。
と言ってくれたんです。
あれ?僕は本当に男でいいんですか?
って思わず聞いたら、
君がそう思うなら、それでいいんだよ。どうやって生きていきたいかは自分で考えるんだよ。僕たちはそのお手伝いをするだけ。
と、それはまぁぁぁぁ優しく穏やかにそっと話してくれました。
生き方って自分で決めていいんだ…!とハッとさせられました。この言葉は今でも僕に刺さってます。
いまだに何かを決める時には思い出しますね。何だって僕が決めていくんだ、と。
まずはホルモン治療がしたいので、診断書が欲しいです!と伝えると、毎週通うと3か月くらいかかるとのこと。実は僕は初診日の3か月後には上京する予定だったのです!!!
すると先生が、じゃあ1週間くらい入院して一気にやる?と言ってくれたんですね。
ガイドラインに沿わせるためには2人の医師からの診断書が必要だった為、上京してからとなるともっと時間がかかるわけです。もう僕は今すぐにでもホルモン注射!!!という勢いだった為、どうしても札幌で一通目が欲しい。
それで、1週間ほど入院して検査をすることにしたわけです。
4.診断書持って次の病院へ
精神科の看護師さんたちは皆かわいがってくれて、1週間楽しかったです(笑)
退院後の診察日に東京の心療内科をいくつか紹介していただきました。
自分で予約しなければいけなかったので、また何か月かかるんだ…と不安でしたが、そこは東京。
あっという間に予約も完了し、新生活へと進んでいったのでした。
ちなみに、その時紹介された病院が現在も通っている「はりまメンタルクリニック」です。
もう有名ですよね。都内在住の方は通っている方も多いのではないでしょうか。
そこであれよあれよという間にホルモン治療を開始し、胸オペも行ったというわけです。
胸オペに関してははりま先生の紹介で、ナグモクリニックでやりました。
5.病院一覧
現在は性同一性障害を診てくれる医療機関が増えているようです。ちょっと僕なりに調べてみたのでご参考までに。
まずは確実なところで学会の認定医がいる場所を調べるのが良いかと思います。
性同一性障害GID学会認定医 (gid-portal.com)
少し見てみましたが、病院のリンクに飛ぶとサイトがリニューアルされていて飛んだ先でまた移動することがありました。
それでもしっかりと現在も先生はいらっしゃいますし、外来も行っているようです。
認定医だけでは全国を網羅することはできないので、他の医療機関についても。
GID治療院一覧(ホルモン治療) – G-pit | トランスジェンダー専門サポート
このサイトが一番見やすかったかなと思います。
ちなみにこのサイトは性同一性障害者支援団体で医療機関だけでなく手術や戸籍変更、改名など様々な相談に乗ってくれるようです。
僕のようにSNSコミュニティで地道に友達作りつつ情報収集することも良いけれど、いろんな人がいますから、不安な場合はこういったサポート機関を利用するのもとても良いと思いますし、思い切って病院に行くのも良いんじゃないか、と個人的には思います。
性別に違和感がある=FTMというわけではないし、FTMだからって治療しなければいけないわけではないのでね。
自分が本当にどうやって生きたいのか、自分自身ととことん向き合うべきだと思います。
悩んで苦しんだ時間が今の僕を作っているように、必ず、自身の糧となると僕は信じています。
楽しく自由に生きていきましょう!!!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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